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白鹿からのお知らせ

新酒を告げる 杉の香りも清々しい「酒林(さかばやし)」付け替え-白鹿記念酒造博物館

2016.10.31

本日2016年10月31日に、白鹿記念酒造博物館では玄関のシンボルとなっております酒林(さかばやし)の付け替えを行いました。

酒林は杉の葉を束ねて丸く球状に刈り込んで作ったもので、造り酒屋などの軒先に吊るすことで、新酒が出来た事を知らせる役割を果たしていました。酒林は、酒の神様をまつる奈良県大神神社(おおみわじんじゃ)の三輪山の杉にあやかったものとされ、三輪山の杉の木をご神木としていたので造り酒屋にとっても神聖なものでありました。

白鹿では、杜氏や蔵人から伝え受け継いできた方法を継承していく為に、毎年社内で酒林を製作し、六光蔵を始め社内外の各施設に吊るしています。

丹波の山から採取してきた杉の葉を一定の長さに揃え、竹で編んだ球状のかごに束ねて挿していき、約3週間かけて複数の酒林を仕上げていきます。杉の葉の採取から製作、付け替えまでを全て社員の手で行い、今年も無事に新酒が出来上がった事を感謝します。

本日、白鹿記念酒造博物館の入口に吊るされたのは、直径約1mで、また重さも約100kgの大きな酒林で、男性7人がかりで付け替えられました。

白鹿記念酒造博物館では新酒の季節を告げる風物詩として毎年、玄関先に酒林を吊るし、皆様のご来館をお待ちいたしております。

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